創作レクレーション・リハビリ集中特訓プログラム集 

 生活道具を活用し、生活に密着したリハビリメニュー(レクレーションと呼んでもよい)をやろうと思いたったのが、もう10年も前でした。
そこで、私の頭に浮かんだものをイラスト化し冊子化したのが、表題の「創作レクレーション・リハビリ集中特訓プログラム集」でした。平成20年の12月2日発行です。それを使って全国に研修して回ろうという運びになったのですが、すさまじいものでした。
 当時から、おそらく今も、介護現場では、レクレーションの種不足が叫ばれ、種本が使いまわされボロボロになっている実態ではないでしょうか。まさに、メニュー不足の現場だと感じていたし、レクレーションと称して、リハビリテーションが福祉現場ではごっちゃになり、作業療法士の私としてはやきもきしていました。
ただ、楽しいだけのレクレーションプログラムではなく、生活行為の向上に関連したリハビリメニューに発展させることが、具体的訓練であると確信していました。

 思い起こせば、11年前の暮れ。職員の宮本君(現夢のみずうみ村世田谷新樹苑の拠点長)と二人で全国47都道府県、52箇所に研修して歩きました。その中身がこれでした。

 キャラバンに化粧箱12箱分の生活物品(そのすべてを使ってプログラムを行う)をのっけての全国行脚です。開催地には前夜到着。翌朝、会場が、おおむね午前8時半ごろから使えるので、8時すぎには会場前で待機。12個の衣装ケースを早々に降ろし、入場できる用意をし、OKになれば急いで会場まで所帯道具を運ぶ。エレベーターがない会場は悲惨でした。

 直ちに、プログラムの段取り。会場の左右を分けてセッティング。生活道具を配置。会場の右端にセットしたら、それを使って私が研修指導やっている間に、宮本君が左側にセットする、終わったら、片づけてハイ次をセット。という交互にセッティングする離れ業。40種類くらいを一日でこなす講習会でした。昼食を食べる間など皆無でした。終了撤収がまた大変。
 おおむね夕方5時ちょうど会場は終了。ピッタリ、その時間に、最低でも、部屋の外に出ていることが賃借条件でした。
 廊下にすべてのものを出し、室内のテーブルを現状復帰し、廊下に散らばった関連グッズ(家庭用品類)を予め、決めておいた衣装ケースに収納。これも必死に急ぎながら(廊下を占有することが、ばかられる状態です)必死に片づけ、車に、全衣装ケースを乗せ終えるとくたくた。会場はもとより、廊下からも、すべての使用した物を、会場全体が閉まる時間までに車に運び込むのです。全部車に乗せ終えた時の安ど感と疲労感。たまったものではありませんでした。それを繰り消すのがこの講演会でした。今思い出しても冷や汗ものです。

 次の開催地まで、宮本君は運転していかねばなりません。私は、車の中で休むことができました。大体、前の開催地を出発できるのは、午後6時頃ではなかったでしょうか。
 1、2時間走った頃に、おもむろに私が話しかけます。「腹減ったね」「そうですね」「そろそろご飯食べようか?」「ええ」。「何食べたべたい?」「なんでもいいです」。いつものお決まりの会話。
 何を食べようか迷いながら、暗い道路を目的地の宿まで走り続ける。それらしき店のネオンを見つけると「あそこにしよう」と私が言う。そこに彼が車を停める。そこが晩飯会場。食べるものは、そこの食堂にあるものから適当に選んで腹ごしらえ。食べ終えたら、また走り、とにかく、遅くなってようやく宿に到着。すぐに風呂に入ってバタンキュー。
 早朝、起きて、また次の会場。その繰り返し。一日1食に近いような毎日でした。何を食べてか記憶は覚えていないのですが、宮本君も私も初めて「ひつまぶし」を食べたのは、浜松だったか名古屋だったか。これがうまかった。ときどき彼と話題に上ります。
 全国講演会は都合5回行った思いますが、宮本君と回ったのが、多分3回、他のスタッフと1回、経費削減で私一人で回ったのが1回だったと思います。よくやったものです。
 
 そして今。この講演内容に陽の当たる時が来ました。Remakeして、この資料を全国の福祉施設、とりわけ、レクレーションメニューに窮しておられるデイサービス、特別養護老人ホームなどのスタッフに提供できないかと、夢のみずうみむスタッフから声がかかりました。
 お安いことだと思いましたが、少し考えました。
 現段階で、実際に、現場の利用者さんとこのプログラムを実際に挑戦してみて頂こうと思ったのです。
 まだ、このメニューが素敵なものであるかどうか、面白いかどうか、確かめようと思ったのです。本当にこれが、現在でも生きているメニューに成りうる否か検証しよう。ビデオ撮りしてもらいました。
 素敵な楽しいメニューでした。手前味噌ですが、よくもよくも楽しい、メニューだなあとやりながら、大喜びをしました。
 これを、全国の高齢者の方々に宣伝し、販売させていただきます。販売?そうです。少々お代を頂戴させていただきます。そのほうが、ご自分御身につくと思っております。
ではでは、ご覧くださいませ。

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