忘れないよ。みんなの宝物「すりきず公園」

全国的に発達した低気圧により、大槌町も18日は暴風雨でした。

先日お知らせしました「ありがとう『すりきず公園』さよならの会」は隣接する仮設公民館をお借りしてとりおこないました。すりきず公園で実施したい思いでしたが、まるで公園がまだ壊してほしくないと泣いているかのような嵐でした。

お別れ会には子ども達、いつも夢ハウスを見守って下さる大槌町の皆様、応援に来て下さったボランティアの皆様、悪天候の中、総勢35名、たくさんの方が来てくださいました。

大槌稲荷神社の宮司さんに御祈祷していただいたあと、子どもたちからお世話になった皆さんに御礼を言い、最後のお別れをしました。

「公園のおかげでみんなで仲良く楽しく遊ぶことができました」

「土地を貸してくださった方、作ってくださった方、みなさんありがとうございました」

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「今まで公園でこんなことして遊んだよね」

「ここが一番好きだったんだ」

「よくケンカしたなあ」

「すりきずいっぱいつくったぜ」

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毎日、子どもたちと陽が沈むまで、くたくたになるまで遊んだ全てが思い出になりました。

思い出をみんなで語り合い共有した温かい時間でした。

震災後、外に遊べる場所がない、外は危ないからと仮設でゲームをしてすごす子ども達。

公園の広い土地を無償で貸してくださった方の御好意がなければ、今の子ども達はいなかったでしょう。2年前に出会った時より著しく成長した子ども達。

友だちに思いやりを持ち、みんなで助け合う、悪いことをした時は注意しあう。すべて公園で遊ぶ中で身についた知恵です。

この公園には多くの皆さんの想いがつまってます。

「子ども達に思い切り遊べる場所を」というその思いで全国からたくさんのボランティアが来てくださり、疲れもいとわず、ご尽力いただき、子ども達、住民の憩いの場所となるよう復興の希望、願いをこめて作っていただきました。

公園に携わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。