中型免許試験、最後の「切り返し」でドボン! 再試験・・・・

 夢のみずうみ村のマイクロバスをさらに活用したくて、高齢者ドライバー研修を受けた私が、な、なんと! 中型免許、8トン限定解除で中型車に乗れる講習を受け、今日、台風が来る中、見極め(検定試験)を受けました。それまでに、既に11回、講習を受けています(5回規定の研修です)。
 試験は、滑り出しからうまくいって、いよいよ最後の課題「切り返し」に入りました。駐車スペースにバックでいれ、反対のコースに一旦出て、再度バックで駐車場に入るという課題です。私はこれを得意にしていました。駐車場にバックで入れっました。そして一旦出ました。うまくいきました。いよいよ再度、切り返しのバックで、駐車場に入れるのです。雨が強く、再度ミラーに雨滴がついてよく、運転席右後ろ側のポールがよく見えません。駐車場にはバックで車庫に見立てたポールより50㎝前にぴたり駐車する課題です。得意だったのです。バック開始。「わー!ミラーがよく見えない!」 ウインドーを下ろして、外のミラーを手で拭く。さらに、内部ガラスも拭く。雨が入り込むので窓を閉める。その作業をブレーキ踏んだまま。20秒もかからない作業。しかし晴天なら、全く不要の作業なのです。緊張はありませんでしたが、バック再開。50㎝手前までぴたりに止められた、と確信! やったあ、これで全て終わる! あとは、前進。「右側に出ましょう」と試験官。右手にハンドル切って、この駐車スペース出れば終了だあ! すごいぞ70歳!・・・・
 そこに、おとしあな。全く、かすかな、しかし、大きな、落とし穴。

「あっ! 脱輪したよ」・・・・・・    試験官の一声。

思わずブレーキ。右後輪が、見事、黄色い枠の線(そこを踏んではいけないと、うるさく、講習で指導されているデッドライン)に、かかっていた右後輪。

雨粒が打つ。前進脱力。 意味不明の虚脱感。 ポカーン・・・・!!!!・・・・
 そのまま、駐車場まで進む指示。無論、しっかり移動できたけれど、あそこで本来は即刻中止。
 後、わずか、本当に、ラスト手前。「そこまでは、うまくいっていたのにね」と、慰め?の試験官の言葉。そうおっしゃるなら、台風の非常事態下で受験しているハンディーを考慮してOKにしてくれませんか、と言いたくなるのを抑える。
 自動車学校の教官から 応接室で、1人説明を受けながら感じたのです。 犯罪者が刑事に尋問されているような 悲壮感、罪悪感です。(テレビ番組の見すぎでしょうかねえ?)
 思いなおすまでに、少々時間を要しました。私は、今後、夢のみずうみ村で利用者さんを乗っけて あちこち、お連れしようというために ここで試練を受けるのだ。雨が降ろうが風が吹こうが、安全に操作できなければダメなんだ! 甘えるな藤原!! ・・・・・・・風雨激し!! 
 
 追加講習をさらに1回、そして2回目の試験。仕事の予定がぎっしり詰まっているところを、ご迷惑承知で関係者に変更をお願いし、再試験が可能になりました。 頑張ります!

 自動車学校の帰り道、ショックで、昼からの仕事にスーッと入っていけそうにありません。しかし、仕事は待ったなし。こんな時は、いつも聴くのです。カーステレオで、杉本真人「あなたの背中に」。 一人、慰めました。大丈夫です。

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