夢のみずうみ村物語 その34 夢のみずうみ誕生秘話⑦

温室物語(温室のできるまで)

園芸療法のメッカにしたいという思いはずっとありましたので温室をどうしても作りたいと念じていました。しかし、資金です。

温室は、一年中植物を供給するために不可欠でした。そこに、「がんばれNPO」というチラシが目に入りました。雑誌の中であったか、インターネットなのか今では記憶が定かではないのですが、NPOに最高200万円助成しましょうという話です。思わず飛びつきました。日本財団をはじめとする大きな助成金を援助していただく組織は、社会福祉法人には支援額が大きいのですが、資金難のNPO法人にはせいぜい車両購入支援額が大きい支援額の対象でありまして、施設整備等の女性は皆無でした。ですから、200万の支援額を見たら何とかしていただきたいと必死に申請書を書きなぐりました。

がんばれNPO財団から調査のために来村されました。本当にここは大丈夫な施設かということでしょう。一般にNPOの問題点は設立が容易であると同時に解散も容易ということで信頼性にかけるのが弱点です。社会福祉法人は基本資産があるので大丈夫であるという見方になるのでしょう。わが村の基本財産は14万少々でした。設立当時の銀行預金がそれしかなかったからです。これでは信用してもらおうというのが無理かもしれません。がんばれNPO財団では園芸療法のメッカにしたいという意図を汲んでいただき、温室建設費200万の支援をいただきました。銀行から借金する場合においても、こうした公的な団体から支援があるという事実が大事ということを学びました。

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