日別アーカイブ: 2010年11月30日

エジソンはLED(発光ダイオード照明)を知らない

夢のみずうみ村を全国に広げたいと思ったのは、平成18年4月に当時の厚生労働省の一人の官僚が村を訪問され感動されたことに端を発します。「この方式を全国に広めてほしい。そのためには、まず関東に拠点を作ってはどうか」というアドバイスでした。 それを受けて、全国各地に講習会を行ったり、「大規模講習会」と称して、1泊2日の施設内研修を公募で行いました。「夢のみずみ方式」と名付け HOW・TOを伝授して5年。ずいぶん多くの施設で「自己選択・自己決定方式」は展開されてきました。「体育館デイ」と称したり、「施設内通貨」を採用したり、とうとう評価システムまでを模倣される企業体まで登場しました。資本力にかないませんから、この方式を商売にされていると知った時は愕然としました。その社のインターネットで公開されている文章を見ますとまたびっくり。用語は一部変えてある(例えば、人生の現役を生涯現役といいかえる) のですが、中身は、まさにいろいろ発表してきた文書そのものに酷似しています。最初に見つけたわがスタッフが「こんなこと社会的に許されるのですか」と、暗に抗議してはどうかという面持ち。「発明王エジソンはLEDを知らない」と私は即座に答えていました。真似できるものは何でも真似て結構」と言い続けてきた結果です。歓迎すべき事態です。全国のすべての高齢者を夢のみずうみ村にお迎えすることは不可能です。こうして、似たような質を追求する施設があちこちにできるきっかけを提供できたら素晴らしいことです。こうした結果は望ましいことです。夢のみずうみ村のすべての関係者がそう念じてほしいと思います。 まずは、表面を真似していくことからはじめていただき、自己流を模索し、より質の高いサービスを社会に提供していく姿勢さえ見失わなければいいのです。儲け主義は困ります。介護施設の質を競いあう、そういう関係でありたいものです。   明るい電気を竹のフィラメントで作ったエジソンも、今日、明りがLEDのような明るさまで表出できるとは想像できなかったであろう。「夢のみずうみ村を全国各地に作っていただきたい。 エジソンはLEDを知り、「より素敵なものを生み出そう」と思うでしょう。夢のみずうみ村はまだまだ過渡期です。さらに素敵なものをスタッフみんなで生み出していきたいと思います。 、

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