2年前の下書き原稿復刻版「69歳くそ爺 こと クッソー」

埋もれていた 下書きのブログ原稿を 捨てきれずに 再度 原文のまま 当時のまま 恥を忍んで 公開します。あれだけ、時間をかけて書いたものを捨てるに忍びないのです。 この原稿はまもなく2年近く前になるものです。

大槌の子ども達が私のことを「クッソー」と呼んで親しんでくれて久しい。くそじじいになったと我ながら空しくなる。記憶障害が顕著になった。同時に二つ三つのことをすると目こぼし、取りこぼし、置き忘れなどをしでかす。博多駅で切符を買おうとした。カードで買う予定でカードケースを背広のポケットから出したが、「おっと、これは、私用だ現金で買おう」と、カードをやめ、財布をズボンのポケットから出して博多、新山口間の切符を買って、少し、急いでいたかなあ、改札口から新幹線に乗り込んだ。

降りて、施設に戻って、はたと気づく。カードケースがない。どこに忘れたか。車の中、机周辺、背広の中、ポケット、どこにもない。順番に朝から自分がどういう行動したかをたどる。沖縄から帰ってきたとき、空港チェックインはカードでした。間違いなく福岡空港まではあった? 機内に置き忘れていないか?ポケットから、以前、ずり落ちたか、気づかず忘れ物しそうになったことがあった。再現したか? 福岡空港に電話する。忘れ物はなかったとのこと。新山口駅につく。祖のまま。タクシーに乗って施設の戻る。カバン、リュックサック。あるはずがないが、手当たり次第に探しまくる。あるはずがない。カードを使う時はいつ取り出したか。もしかしたら、博多駅でカードで切符を買おうとしたときに、胸ポケットのカードに手を付けたかもしれない。しかし、現金で買ったから、財布には手を付けたけどカードケースには触っていないのではないのか。いや、その時触ったかもしれない。しかし、触って、買うのをやめたらまたポケットにしまうはずではないか。あそこではカードを使っていない。でも、博多駅で落し物があったかもしれない。あらゆる可能性をつぶしていかなければ、いまの私の重度化しつつある記憶障害に対処する手立ては皆無である。「博多駅の落し物預かり所」には2回目の電話であった。戻ること9カ月くらい前、この時も、琉球リハ学院の仕事を終えて、山口に戻るとき、新幹線の待ち時間が長くて、ホームの隅っこのベンチで本を広げ、仕事していた。以前、下の待合コーナーで待っていたら新幹線の出発時間を過ぎてしまった経験があるので、この日は、ホームで待ちながら、本を読んでいた。キャリアバック、リュックサックをベンチの左わきに置き、パソコンケースはベンチ下において、本を読み始めた。何度目かのベル(❓)屋けたたましいアナウンスをもろともせず、集中して読書。何台かの新幹線が出発していった。ハタと気づく。おっ!これだ、乗り遅れるなよ!この列車だ!。キャリアバック、リュックサック、土産袋を持って、新幹線に乗った。席につく。じゃあ、新山口までパソコンで一仕事するか!「あっ! パソコン忘れた!」

新山口駅につく、改札口で、経過を話す。「博多駅落とし物預かり所」に駅員さんが電話。あった!   どなたかが落とし物として届けてくださったのだった。すぐ、折り返しの新幹線に乗って博多駅。落し物コーナーまで道順をたどっていく時間の長かったこと。あったパソコン。ほっとした。すぐさま、再度、新幹線に乗って新山口まで。ほっとしたらおなかがすいた。弁当とお茶を買って車内で食べる。キャリアバックなどは新山口駅のロッカーに入れてきているので安心。さあ、新山口到着。弁当くずとペットボトルを車内のゴミ捨てに放り込む。改札口まで向かう。博多からの切符を胸ポケットからとって…。う? ない! 切符がない! いつも胸ポケットに入れるのにない! ズボンのポケット? あるはずない? 様子を目の前で見ていた改札口の3,4名の駅員さん。つい1時間もしない前、パソコンを忘れたと大騒ぎして、博多まで新幹線㋑飛び乗っていった同じ、髭づらのくそじじい。またかよ!?という感じ。「多分ですが、切符を早々と手に持っていたので、弁当くずと同時にくず入れに捨てた可能性があります」と白状。駅員さん。「先ほどのことから、あなたが博多まで切符を買われていき、戻ってこられたことは察しがつきますが、有価証券です切符は。本来お手元になければ、再度、買って頂かなくてはいけないのですが、今回は特別です」と大岡裁判。助かりました。JRさんに感謝いたします。しかし、しかし、これで、話が終わらないのです。

この足で山口デイに戻り、スタッフに報告。「じゃあ、この先の予定を相談させてください」と言われる。手帳だ! 手帳がいる。命の次に重要な手帳。私の日程を管理している絶対的手帳。分厚い、汚い、システム手帳。ない! どこを見てもない。学校に忘れてきたか? 電話して、学校の私のデスク周りに捜査の依頼。ありませんの電話。手帳を学校で広げた気がするが、もしかしたら錯覚で、浦安デイで広げていたかもと思い、浦安デイに電話。無論ない。???。もしかしたら、最初の博多から帰るときの新幹線で、パソコンがないといって、リュックサックやカバンを家探ししている時に、新幹線の空いていた席をいいことに手帳も出してそのままにしていたなんてことはないかなと。再度博多駅の今度は新幹線内忘れ物センター(実際は先の駅の忘れ物と同じようであるが)に電話してみる。列車発車時間を伝える。「ありませんね」の反応。がっくり。電話を切ろうとすると、「その新幹線は、東京行きですからJR東海の忘れ物センターに電話されたら」と優しい一言。電話した。「わーっ! あったあ!」。喜びというより、情けなさ。この、一連のわ忘れ物騒動。情けないに尽きるし、自分の記憶力低下、アルツハイマー病の前駆症状と自己判断したくなる状態。恐ろしくなった。

こうした、なかでの、

カテゴリー: その他   パーマリンク

コメントは受け付けていません。