デイサービスと「台風が来る!」

台風が関東地方を襲いました。 昨日から JR、私鉄は 早々と始発から電車を走らせないと決断したので混乱は少なかったのでしょうか。被害が少ないことを願います。

毎度、台風が近づくと、「デイサービス休みます」という電話が、前日、早朝からひっきりなしに入ります。それによって、送迎の順番を変えたり、運転者の交代手配をしたりと大変な騒動がついて回ります。それはいつものことなのです。
 デイサービスを運営しているものとして決断を迫られます。ご利用日当日の台風到来。ご本人、ご家族から、「本日は台風のため休みます」という一報があればいいのですが、全くない場合に、施設の方から、台風接近につき、本日は施設を閉めさせていただきます」といえないということです。いや、言えないではなく、難しい判断だということにしておみましょう。様々な意見があるからです。
 代表である私の見解は、「そういう不安定な状況(台風襲来)だからこそ、独居の方には可能な限りお迎えに行こう」という姿勢です。 あるできごと(事故)で教えられたのです。
 それは、その時の台風で、家の前の電柱が、利用者さんの自室を押しつぶした事故から学んだ話です。デイサービスに来られていたから免れた事故でした。ご自宅におられたら。生命の危機でもあったでしょう。困難極まる状況が襲っていたでしょう。その方は、デイサービスに来られていたから、御無事でした。お迎えに行くべきか行かざるべきか、少々議論があっての送迎決行という裏話があったのです。スタッフが「行きましょう!」の一言。結果は 本当によかったのです。無論、お帰りは、自宅ではなく、避難所に、お送りしました。
 
 この、教訓から、夢のみずうみ村では、台風が来ても できうる限り、予定されている方にはお迎えにあがり、通所して頂くように職員は頑張ります。独居の方にとってはなおさらです。大勢の人の中に居る安心感で 台風を通り過ごすという方法を是とします。しかし、これには、賛否両論です。職員が、途中、電柱が倒れて事故にあったらどうするか。避難命令が出ている地域の利用者さん宅に送迎行くのか? 課題は多いです。正解は、あるのでしょうか。ありません。議論があるのだと思います。

 私たちは、先の事故以来、できうる限り、お一人にはしないことが正解という立場です。議論を期待します

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